mazcomemo

i can't help it.

彼らのファンでいられることが光栄です

嵐が休止するというニュースが飛び込んできて、ひゅっと息が止まるような感覚があった。だけど何故か冷静に受け止められていた、なんとなくわかっていたというか、常に世間に求められているこの終わりのない状況に何かしらの区切りがあるんじゃないか?なんてことを、いつも気にしていたからだ。しかしそういう理由かぁ…なるほど…という感想であった。あぁ、突然嵐について語ってすいません、私のスペックに関しては2005年からのファンです。

彼らのコメント、それからファンクラブの動画、会見、月曜のZEROでのコメント、全て見た。全員が納得して決めたんだと思った。そして嵐が嵐を守るために選んだ答えなのだと思った。

リーダーの理由は、自由に生活をしたいというものであった。これに対して私が何か思うことはなく、とても普通の欲求だと思っている。何よりも結成当初、嵐を辞めたいと思いながらも言い出せずにいたリーダーが、離れたいと言い出せたこと自体がよかったと思った。よかった、なにかが壊れたりする前で、本当によかった。

ここからは思い出話になる、特に印象的なのが15周年のハワイ公演の時、彼らがしきりに「ファンのみんなのおかげでこの景色が見られる」と感謝ばかりするのだ。国立公演の時もそうだった、10周年公演でも。確かに我々は時間やお金を使い声援を送っている。だけど、そんなことは本当にどうでもよくて、私達だって彼らにこの景色や夢を見せてもらっていると思っている。一体どれだけ彼らの生き方や活躍に励まされたか、影響だって受けている。だから嵐のファンでいて良かったし、これからもファンだ。ハワイ公演は夕陽が見える時間に行われて、私はライブビューイングで見ていたので、帰ってきて時差で日本でも夕陽を見て、1日に2回も夕陽を見ているな。と思ったのをよく覚えている。

好きになって、初めて現行で買ったシングルが「きっと大丈夫」という2006年のシングルだ。個人的思い入れがあって、それでいて大好きな曲である。その歌詞が余りにもいまに合っているなぁなんて都合良く思いながら、3Bメロ終わりのリーダーの「きっと大丈夫」と歌っているのを聴いている。

20年間、楽しいことだけでなく、きっと色々な重圧があったと思う。人気になる前からいまに至るまで世間も変わっていったしファンである私も子供から大人になった。彼らも人生をかけて駆け抜けて来たのだと思う。ファンが彼らの身になって考えるなんて野暮だと思うが、少なくとも普通の感覚を持ち合わせていつもファンに寄り添ってくれていた。そんな人達が考え抜いた答えに文句なんてあるわけない。2020年以降、芸能活動休止するリーダーや、そしてソロで活動するであろう彼らに幸あれと願う。

私はというと、今からOvertureが流れている中、奈落からせり上がってくる5人のシルエットを想像して待っています。