mazcomemo

i can't help it.

急に昔の事を思い出した。
新卒で入った会社を1か月弱で辞めて、次の職探しをしていた時に受けたとある事務所。確か六本木のマンションブームで建てられたであろう昔ながらのマンション一室で面接をした。当然、卒業してろくに仕事もせずに辞めたので見せられるポートフォリオは学生時代のものしかなく、唯一箔がついたものは読売広告大賞でもらったおまけみたいな賞しかなかった。それでもまあ作ったものは全部自分のエゴが詰まってるので何を考えて作ったかを一生懸命に語ることはできて、というかそれくらいしか自分にはできなくて、面接してくれた社長ぽい人も最初はとりあえず話でも聞くかくらいの態度だったんだけど、最後にもらった言葉で完成度はともかく、何を考えて作ったかを熱心に語っている事を評価された。「学生時代のモノ見せられてもねぇ、と思って聞いてたけど、頑張って考えてるのを聞いて少し感心した、いつから来れるの?」ってその場で聞かれたんだけど、Webもやりたいっていう話をしたらあんまりそっちには手を出さないタイプの制作だったので、そのまま流れてしまった。
結局、私は職場を転々としながらもデザインを続けられている。