エンジニアと一緒に企画や要件を確認しながら、UIでどうやって落とし込むか?という話し合いになった時に即答できるものもあればそうでもない時がある。
即答できる場合はある程度デザインパターンで対応できる場合で、既存を踏襲していく方針を取る。
即答できない場合は、パターンから外れているので新規でデザインパターンを考えなければいけない、もしくは、情報設計的に一旦はそれでいいかもしれないけどさまざまな事情ですんなりそうだと言えない時だ。事情というのは、開発時の歴史的経緯で簡単なように見えてコストが高いだとか、方針まとめ直さないとならだとか単純めんどくさいとかだ。
相談を受けている時、時間があればその時に頭で考えていることを言うようにしている。なぜかというとデザイナーの考えてることを少し知って欲しいからだ。デザインをわかって欲しいわけではなく、デザインを考える上でエンジニアとの協業のバランスや、ユーザーのユースケースに合わせて最適にデータを表示させるにはどうするか?という思考のフローを知ってもらいたくて話している。こうすることで、エンジニア側もデータを表示させるうえで「ここってデザイナーが気にするポイントだったりする?」と思ってもらえると助かる。UIデザイナーとして避けたいのは、企画から適切に情報設計をしないまま画面の表示要件が決まることだ。エンジニアが機能を実装する時点で相談してもらえたらデザイナーは助かるからだ。そこから先はUIデザイナーの仕事になる。