mazcomemo

i can't help it.

デザインラフ100本ノック

学生時代の課題で、ポスターのデザインラフを100個考えろという課題があった。

100!!!!

これを聞いたときの反応は、おそらく今これを読んでいる皆さんと同じ感じです。

そんなに考えるなんて無理…と思ったけど課題なんでやります。でもよくよく考えてみると、先生はラフに関しての差分や大きさ、詳細については深くは言っていない。なので例えば文字を縦にするとか、横にするとかこれで2だったりする。2行にしたりとか改行のバリエーションだけでもう4~5は考えられている。

で、もっと重要なのは「100個考えました!!」って出すことじゃなく、いろんなパターンを考える引き出しと瞬発力を鍛える訓練だったんじゃないかなと思った。先生にどういう意味があるかは聞いたことはないけど。意味はそこまで重要でなくて、自分が考えたラフを客観するというのもある。適当な数打つようなラフ考えてたらそれは自分の実力だし、なんかダサくて、悔しいもっと考えよう…とか思う。

実際、世のデザイナーは何パターンもいろいろなケースを想定して作っているし、作っている過程を数に入れたらいろんなパターンがある。有名な話でくまモンの顔のバランスを少しずつ変えたパターンは1000あってその中から選んでブラッシュアップしたという話もある。生みの親の水野学さんは「不安だからいろいろ検証する」と言っていたので根気がすごい。

しかし100個考えたあとにやりきったという自信はつくんだけど、「5パターンくらい考えてみて」とかめっちゃ少なく感じて逆に不安になる。